弁護士紹介


所属弁護士 神原 多恵[ Tae Kanbara ](広島弁護士会所属)
経歴
・平成17年 広島弁護士会弁護士登録
・平成24年 福山にて当事務所を開設


役歴
・広島県社会福祉審議会委員、児童福祉専門分科会委員長
・広島県東部こども家庭センター児童虐待対応嘱託弁護士
・広島県建築紛争審査会委員
・生活保護支援中国ネットワーク会員



ー メッセージ ー


・「みつば法律事務所」という名に込めた思い

時々、「四つ葉ではなくて三つ葉?」という質問を受けることがあります。
確かに、四つ葉のクローバーは「幸運」のシンボルとされています。みなさんの中には、小さい頃、たくさんある三つ葉のクローバーの中から四つ葉のクローバーを見つけ出そうとムキになったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ところで、みなさんはご存じでしたか?実は、三つ葉のクローバーにも「幸せ」という意味があるのだそうです。もちろん、異説もあるそうですが…。
私は、三つ葉のクローバーにも「幸せ」という意味があると知ったとき、三つ葉をかき分けて四つ葉を見つけ出そうとする様子は、一時の「幸運」=とびきりのチャンスを探し当てるために、足下にあるたくさんの小さな幸せに気付かず、踏み付けているように感じました。

「私は不幸だ」「事態を一気に劇的に変える良い方法はないか?」等と悩み思い詰めるのではなく、一歩引いた位置から自分の置かれた状態を見つめれば、100点満点ではないけれど、今の自分がなしうるベストの解決が得られるかも知れません。自分がなしうるベストの解決方法を探し出したいと思った時に、うまく役立てて頂きたいのが私たち弁護士だと思っています。
確かに、弁護士は法律問題を通じて依頼者の方と接するのが本来の姿ですが、一緒に問題を解決していく過程において、この問題がその方にとって少しでもいい意味合いをもつ経験に変えられるようなきっかけ作りをしていきたいと思っております。

このような思いを込めて、「みつば法律事務所」と名付けました。

それから、事務所の名前にはもう1つの思いを込めました。
文字通り、三つ葉のクローバーは、三枚の葉っぱがくっついて一つの根っこを張り、小さくとも力強く大地に立っています。私は、この三つの葉っぱは「依頼者(相談者)」「弁護士」「事務局」と思っています。依頼者(相談者)の方の将来が明るい未来につながるよう、三者が気持ちを一つに連携協力しながら困難に立ち向かっていきたい、そんな思いを込めました。


仕事に対する思い

「付添人」という言葉を知っていますか?
成人の刑事事件で弁護士は「弁護人」として活動します。未成年の少年少女に非行(犯罪行為など)があった場合には家庭裁判所で少年事件の手続がとられることになります。この少年事件に弁護士が関わるとき「付添人」として関わることになります。

なぜ、少年事件の場合に「付添人」というのでしょうか。



少年事件の場合も、他の事件と同様、法的なアドバイスをすることが大切なことはいうまでもありません。
ただ、様々な事情から自らの力で問題を解決することが難しい少年に弁護士が寄り添い、共に悩み共に考え、少年自らが主体的に問題を解決していく、解決できなくても少年なりに折り合いを付け決断したりする。
このプロセスが少年事件では特に大切で、弁護士は、少年を「弁」=言葉で「護」るだけでなく、歩幅を合わせて「付」き「添」う。少しだけ先を進む伴走者のようなイメージでしょうか。

私は、この少年事件の「付添人」という言葉が好きです。少年事件に限らず、全ての事件の当事者はあくまで依頼者の方ですから、弁護士は付き添う、寄り添う姿勢が大切だと思います。